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入学料・授業料・検定料の全国の数字——国立は省令の標準額、私立は令和7年度の平均額

最終更新:2026-10-09

国立大学の授業料(年額)の標準額は535,800円、入学料は282,000円で、どちらも省令に書かれています。私立大学の令和7年度の平均は、授業料968,069円、入学料240,365円、施設設備費172,550円です。ただし国立は「標準額」で各大学が定め、私立は「平均額」です。同じ表に並べるときは、この違いを添えます。

資料の年度:令和7年度(私立・公立の平均額)・2026年10月9日時点の省令・令和9年度共通テスト/確認日:2026-10-09

このページで扱うお金と資料

大学に入るときに払うお金は、主に次の4つです。

このページは、全国の制度や平均として公表されている数字だけを扱います。

このページで扱うお金と資料
お金国立大学公立大学私立大学共通テスト
資料省令の標準額(e-Gov法令検索)文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移」の平均文部科学省「令和7年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金等平均額の調査結果」大学入試センター「令和9年度 受験案内」
数字の性質標準額(各大学が定める)平均入学定員1人当たりの加重平均定額

大学ごとの額はこのページでは扱いません。出願する大学の募集要項で必ず確かめてください。

国立大学:省令が定める標準額

国立大学の授業料・入学料・検定料は、「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」(平成16年文部科学省令第16号)が標準額を決め、各国立大学法人がそれを標準として定めます(同省令 第2条第1項)。大学に関係する区分の標準額は次のとおりです。

国立大学:省令が定める標準額
区分授業料の年額入学料検定料
大学の学部535,800円282,000円17,000円
大学の夜間において授業を行う学部267,900円141,000円10,000円
大学院の研究科535,800円282,000円30,000円
法科大学院804,000円282,000円30,000円
短期大学の学科390,000円169,200円18,000円

出典: 国立大学等の授業料その他の費用に関する省令 第2条第1項の表の該当する行(e-Gov法令検索で2026年10月9日に確認)。

入試の方式によって、検定料の決まりが変わる場合があります。

標準額と実際の額の関係

標準額は「上限」でも「一律の額」でもありません。省令は、国立大学法人が特別の事情があるときは、標準額に「百分の百二十」を乗じた額を超えない範囲で定めることができるとしています(同省令 第10条)。学部の授業料なら535,800円×1.2=642,960円、入学料なら282,000円×1.2=338,400円、検定料なら17,000円×1.2=20,400円が、この条文から計算される上限です(計算はこのページ)。

ほかにも次の決まりがあります。

公立大学:平均額

公立大学の授業料と入学料は、設置する自治体ごとに決まります。文部科学省の「国公私立大学の授業料等の推移」は、公立大学の平均を載せています(文部科学省, 2025c)。

公立大学:平均額
項目令和7年度の平均
授業料536,520円
入学料(地域外からの入学者)382,806円
入学料(地域内からの入学者)224,369円

出典: 文部科学省(2025c)「国公私立大学の授業料等の推移」令和7年度の行・公立大学の列と、注③。

公立大学の入学料の欄は、地域外からの入学者の平均です(同、注③)。多くの公立大学は、設置する自治体の住民などの入学料を低くしています。どこまでが「地域内」かは大学ごとの決まりなので、募集要項で確かめてください。

私立大学:令和7年度の初年度学生納付金

文部科学省は、日本私立学校振興・共済事業団からデータの提供を受け、私立大学等の昼間部の初年度学生納付金の平均額をまとめています。平均は令和7年度の入学定員を用いた加重平均で、学部(学科)の中で入試区分ごとに納付金が違う場合は、入試区分ごとの募集定員で加重平均しています(文部科学省, 2025a, 1頁 Ⅰ 調査方法等)。調査校は592校です(同, 2頁)。

文部科学省は、日本私立学校振興・共済事業団からデータの提供を受け、私立大学等の昼間部の初年度学生納付金の平均額をまとめています
系統授業料入学料施設設備費合計前回比
文科系学部850,392円219,951円141,892円1,212,235円1.5%
理科系学部1,195,313円245,362円161,378円1,602,053円4.7%
医歯系学部2,825,359円1,088,248円865,535円4,779,143円△0.9%
その他学部990,190円247,208円235,657円1,473,056円0.9%
全平均968,069円240,365円172,550円1,380,983円1.2%

出典: 文部科学省(2025a)1頁「Ⅱ 調査結果 1.私立大学学部」の表。前回比は前回調査(令和5年度)との比較です。

3つの費目を足し直すと、全平均は1,380,984円になり、表の1,380,983円と1円違います。資料は「計数は端数処理により,合計において一致しない場合がある」と注記しています(文部科学省, 2025a, 1頁 Ⅰの3)。医歯系学部とその他学部も、同じく1円違います。

2頁の表は、さらに細かい系統に分けています。合計(授業料・入学料・施設設備費)は次のとおりです(文部科学省, 2025a, 2頁 令和7年度の列)。

2頁の表は、さらに細かい系統に分けています
系統合計系統合計
文・教育1,224,996円医5,136,104円
神・仏教1,203,631円歯4,165,502円
社会福祉1,207,617円家政1,271,245円
法・商・経1,203,555円芸術1,690,152円
理・工1,548,068円体育1,322,628円
薬2,083,144円保健1,496,580円
農・獣医1,495,697円

医学部看護学科は「医」ではなく「保健」に含めています(文部科学省, 2025a, 2頁 注)。

学生納付金の3つの費目のほかに、参考として実験実習料とその他の平均も載っています。全平均で実験実習料30,290円、その他96,374円で、総計は1,507,647円です(文部科学省, 2025a, 2頁 (参考)全平均の行)。文部科学省の掲載ページは、この総計を「初年度学生納付金等」として前回比2.1%増と紹介しています(文部科学省, 2025d)。

推移

文部科学省は、昭和50年度からの国公私立大学の授業料と入学料を1枚の表にまとめています(文部科学省, 2025c)。主な年度を抜き出します。

文部科学省は、昭和50年度からの国公私立大学の授業料と入学料を1枚の表にまとめています(文部科学省, 2025c)
年度国立 授業料国立 入学料公立 授業料公立 入学料私立 授業料私立 入学料
昭和50年度36,000円50,000円27,847円25,068円182,677円95,584円
平成元年度339,600円185,400円331,686円268,486円570,584円256,600円
平成17年度535,800円282,000円530,586円401,380円830,583円280,033円
令和元年度535,800円282,000円538,734円392,391円911,716円248,813円
令和7年度535,800円282,000円536,520円382,806円968,069円240,365円

出典: 文部科学省(2025c)「国公私立大学の授業料等の推移」の各年度の行。国立大学は、額が変わった年度だけに数字があり、変わらない年度は「↓」で示されています。国立大学の入学料は平成14年度に282,000円、授業料は平成17年度に535,800円となってから、令和7年度まで変わっていません。国立大学の平成16年度以降の額は国が示す標準額です(同、注②)。

私立大学の授業料の平均は令和元年度911,716円から令和7年度968,069円へ上がり、入学料の平均は248,813円から240,365円へ下がっています。合計(授業料・入学料・施設設備費)は平成20年度1,309,061円、令和7年度1,380,983円です(文部科学省, 2025b)。

私立大学の調査は令和3年度から隔年の実施です(文部科学省, 2025d)。推移の表に令和4年度・令和6年度の行がないのはそのためです。

大学入学共通テストの検定料(令和9年度)

令和9年度大学入学共通テストの検定料は、受験する教科の数と、成績の閲覧を希望するかどうかで4通りです(大学入試センター, 2026, 29頁)。

大学入学共通テストの検定料(令和9年度)
区分成績の閲覧を希望する場合希望しない場合
3教科以上を受験する場合18,300円18,000円
2教科以下を受験する場合12,300円12,000円

出願が受理された後は、共通テストを受験しなくても、支払済の検定料等は返還されません。返還されるのは、出願内容の登録期間または確認・訂正期間中に教科数を「3教科以上」から「2教科以下」に変えて減額になった場合、同じ期間中に成績の閲覧を「希望する」から「希望しない」に変えて減額になった場合、出願が受理されなかった場合、二重に支払った場合の4つです(大学入試センター, 2026, 29頁)。共通テストの日程や出願の流れは令和9年度共通テストの決まりで扱います。

返還不要の奨学金と授業料等の減免

文部科学省の令和8年度の協議会資料には、返還不要の奨学金と授業料等の減免を周知するための資料が入っています。日本学生支援機構の給付奨学金の学力基準は、評定平均値(5段階)3.5以上、または学修意欲や進学目的が認められることとされ、家計基準の目安(4人世帯)は世帯収入378万円以下、多子世帯または理工農系は635万円以下と書かれています(文部科学省, 2026, 3頁)。給付奨学金は、進学先が支援の対象となっている学校である必要があります。

金額や基準は年度ごとに見直されることがあります。最新の内容は日本学生支援機構と文部科学省のサイトで確かめてください。

読み違えやすいところ

全国の統計の一覧は全国の統計の入口にあります。

このページで扱わないこと

出典

よくある質問

国立大学の入学金と授業料はいくらですか。

省令の標準額は、学部(昼間)の入学料282,000円、授業料の年額535,800円です(国立大学等の授業料その他の費用に関する省令 第2条第1項の表)。各国立大学法人はこれを標準として定め、特別の事情があるときは標準額の120%までの範囲で定めることができます(同 第10条)。実際の額は各大学の募集要項で確かめてください。

私立大学の入学金の平均はいくらですか。

文部科学省の調査では、令和7年度入学者の入学料の平均は240,365円で、前回調査(令和5年度)より0.2%減りました(文部科学省, 2025a, 1頁)。学部の系統で違い、文科系学部219,951円、理科系学部245,362円、医歯系学部1,088,248円、その他学部247,208円です。

私立大学の1年目にかかるお金の平均はいくらですか。

授業料・入学料・施設設備費の合計の平均は1,380,983円です。実験実習料(30,290円)とその他(96,374円)を加えた総計は1,507,647円です(文部科学省, 2025a, 1〜2頁)。平均は入学定員1人当たりの加重平均で、大学ごとの額は大きく違います。

大学入学共通テストの受験料はいくらですか。

令和9年度は、3教科以上を受験する場合18,000円、2教科以下の場合12,000円です。成績の閲覧を希望すると、それぞれ300円を加えた18,300円・12,300円になります。地理歴史と公民は2つ合わせて1教科と数えます(大学入試センター, 2026, 29頁)。支払いの際は、方法を問わず一律188円の手数料がかかります。

国立大学の検定料はいくらですか。

省令の標準額は学部で17,000円です。2段階選抜(出願書類等による第1段階選抜の合格者に限り第2段階選抜を行う方式)の場合は、第1段階4,000円、第2段階13,000円が標準です(国立大学等の授業料その他の費用に関する省令 第2条・第4条)。総合型・学校推薦型選抜の検定料は大学ごとの募集要項で確かめてください。

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