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令和9年度 大学入学共通テストの日程・出願・検定料・出題教科——実施大綱・実施要項・受験案内で読む

最終更新:2026-10-09

令和9年度の共通テストは2027年1月16日(土)・17日(日)。ただし手続はその1年以上前から動いていて、出願は2026年10月2日に締め切られ、受験する教科もその時に登録します。日程・検定料・出題教科と時間割・成績の扱いを、文部科学省と大学入試センターの文書のまま確かめます。

資料の年度:2027年度(令和9年度)入試/確認日:2026-10-09

共通テストのルールは3つの文書で決まります

大学入学共通テストは、高校段階の基礎的な学習の達成の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力を把握することを目的に、これを利用する各大学が共同して実施する試験です(文部科学省, 2025, 第1、別紙1頁)。そのルールは、次の3つの文書で順に細かくなります。

共通テストのルールは3つの文書で決まります
文書出す者・時期決めること
大学入学共通テスト実施大綱文部科学省(令和9年度分は2025年6月3日付け 7文科高第316号)実施の趣旨、出題教科・科目、実施期日、各大学の利用、配慮事項
大学入学共通テスト実施要項大学入試センター理事長(令和9年度分は2026年6月2日付け)出願資格、出願期間、検定料、時間割、得点調整、成績の提供と閲覧
受験案内大学入試センター(2026年6月中旬までにウェブサイトで公表)出願の具体的な手続、登録の注意、試験当日の注意

実施大綱は、大学入試センターが実施方法・出題教科・科目の詳細・時間割・試験場・出願手続・検定料・成績提供・経費などの要項を令和8年(2026年)6月30日までに公表すると定めています(文部科学省, 2025, 第7、別紙3頁)。センターの実施要項は、受験案内を令和8年6月中旬までにウェブサイトで公表するとしています(大学入試センター, 2026b, 4、2頁)。令和9年度でいえば、実施大綱は試験の1年半あまり前(2025年6月)、実施要項と受験案内はその1年後(2026年6月)に出ています。

このページでは、2027年度入試(令和9年度)の共通テストについて、日程・出願・検定料・出題教科と時間割・試験後の発表・成績の扱い・受験上の配慮を確かめ、最後に令和10年度の実施大綱で決まったことを読みます。推薦・総合型で共通テストを使う手続は共通テストを使う推薦・総合型の手続で扱います。

日程——2027年1月16日・17日

実施大綱は、共通テストの実施期日を「1月13日以降の最初の土曜日及び翌日の日曜日」とし、令和9年度は2027年1月16日(土)・17日(日)と定めています(文部科学省, 2025, 第5の1、別紙2頁)。追試験は1月23日(土)・24日(日)です(大学入試センター, 2026b, 11(3)①、4頁)。

受験案内が示す令和9年度の日程は次のとおりです(大学入試センター, 2026, 5頁ほか)。

日程——2027年1月16日・17日
日付できごと
2026年7月1日(水)10時〜10月2日(金)17時共通テスト出願サイトでマイページを作成
2026年7月1日(水)〜10月2日(金)必着(9月30日消印有効)受験上の配慮の申請(希望者のみ・郵送)
2026年9月15日(火)10時〜10月2日(金)17時出願内容の登録(検定料等の支払いは10月2日23時59分まで)
2026年10月9日(金)10時〜10月16日(金)17時出願内容の確認・訂正
2026年12月4日(金)10時〜受験票の取得・印刷
2027年1月16日(土)・17日(日)本試験(正解等は各日の試験後に発表)
2027年1月20日(水)予定平均点等の中間発表
2027年1月22日(金)予定得点調整の有無、段階表示の換算表の発表
2027年1月23日(土)・24日(日)追試験
2027年2月4日(木)予定平均点等の最終発表
2027年4月1日(木)10時〜4月30日(金)17時成績の閲覧(出願時に希望した人のみ)

出願——全員がWebで、10月2日まで

共通テストの出願は、全ての志願者が個人でパソコンやスマートフォンを使って行うWeb出願です。出願内容の登録・訂正、受験票の取得、成績の閲覧はすべてマイページで行います(大学入試センター, 2026, 2頁)。出願内容を登録したあと、検定料等を支払うことで出願が完了し、出願期間後の出願は受け付けられません(同, 21頁)。

出願資格は、高校または中等教育学校の卒業者と2027年3月卒業見込みの人、通常の課程による12年の学校教育の修了者(見込みを含む)、学校教育法施行規則第150条で高校卒業と同等以上の学力があると認められる人などです(大学入試センター, 2026b, 5、2頁)。受験案内は、出願にあたって出願資格を証明する書類の提出は要らないとしています(大学入試センター, 2026, 22頁)。

出願時に登録する主な事項は次のとおりです(大学入試センター, 2026b, 6(2)④⑤、2頁)。

受験教科の登録には、後から変えられない点があります。試験当日は登録していない教科は受験できず、受験しても採点されません。地理歴史・公民で「2科目」と登録した場合、当日に1科目だけ受験することはできず、「1科目」と登録した場合に2科目を受験することもできません。登録の訂正は10月16日17時の確認・訂正期間の終わりまでです(大学入試センター, 2026, 9・11頁)。どの教科・科目が要るかは志望大学が定めているので、募集要項を確かめてから出願するよう受験案内は求めています(同, 9頁)。

試験場は、原則として都道府県を単位とする試験地区の中で大学入試センターが指定します。2027年3月卒業見込みの人(通信制を除く)は在学する学校がある試験地区、それ以外の人は居住する試験地区の試験場です(大学入試センター, 2026b, 10、3頁)。指定された試験場は変えられません(大学入試センター, 2026, 45頁)。

検定料

検定料は、共通テスト実施要項で次のように定められています(大学入試センター, 2026b, 7、3頁)。

検定料
区分検定料成績の閲覧も希望する場合
3教科以上を受験する場合18,000円18,300円
2教科以下を受験する場合12,000円12,300円

成績閲覧手数料300円を含めた金額は受験案内によります(大学入試センター, 2026, 29頁)。支払方法はクレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easy(ペイジー)の3つで、支払方法にかかわらず一律188円の手数料がかかります(同, 2・29頁)。

教科数の数え方には注意が要ります。地理歴史と公民は、この2教科を合わせて1教科と数えます。受験案内は、国語・地理歴史・公民の3教科を受験する場合でも、出願時は地理歴史と公民を1教科と数えるので「2教科以下」の金額になる、という例を挙げています(同, 29頁)。

出願が受理されたあとは、共通テストを受験しなくても支払済の検定料等は返還されません。返還されるのは、確認・訂正期間内に「3教科以上」から「2教科以下」へ変えた場合、成績の閲覧を「希望しない」に変えた場合、出願が受理されなかった場合、二重に支払った場合です(同, 29頁)。大学の入学料・授業料と合わせた全国の数字は、入学料・授業料・検定料の全国の数字で解説しています。

出題教科・科目と時間割

出題教科・科目、試験時間、配点は次のとおりです(大学入試センター, 2026, 6・8頁)。出題は高等学校学習指導要領に準拠し、主として多肢選択式で、解答はマーク方式です(大学入試センター, 2026b, 3、2頁)。

出題教科・科目と時間割
試験日・時間教科出題科目試験時間(配点)
1月16日 9:30〜11:40(2科目)/10:40〜11:40(1科目)地理歴史・公民『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『公共,倫理』『公共,政治・経済』『地理総合/歴史総合/公共』から最大2科目1科目60分(100点)、2科目130分(うち解答120分・200点)
1月16日 13:00〜14:30国語『国語』90分(200点)
1月16日 15:20〜16:40外国語『英語』リーディング、または『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』の筆記英語リーディング80分(100点)、ほかの4科目の筆記80分(200点)
1月16日 17:20〜18:20外国語『英語』リスニング60分(うち解答30分・100点)
1月17日 9:30〜11:40(2科目)/10:40〜11:40(1科目)理科『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』『物理』『化学』『生物』『地学』から最大2科目1科目60分(100点)、2科目130分(うち解答120分・200点)
1月17日 13:00〜14:10数学①『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅰ』から1科目70分(100点)
1月17日 15:00〜16:10数学②『数学Ⅱ,数学B,数学C』70分(100点)
1月17日 17:00〜18:00情報『情報Ⅰ』60分(100点)

科目ごとの決まりのうち、出願と受験に直接かかわるものを挙げます(大学入試センター, 2026, 6〜8頁)。

当日の時間の決まりもあります。試験開始時刻から20分以内の遅刻に限って受験が認められますが、リスニングは開始時刻(17:20)までに入室していないと受験できません。地理歴史・公民と理科で2科目を登録した人は、遅刻者の入室限度(9:50)までに入室しないと、後半の第2解答科目を含めてその時間は受験できません(同, 8頁)。

試験のあと——正解・平均点・得点調整・段階表示

正解と配点は、各日の試験終了後にその日の科目分が発表されます。平均点等は1月20日(予定)に中間発表、2月4日(予定)に最終発表です(大学入試センター, 2026, 61頁)(大学入試センター, 2026b, 13、5頁)。

得点調整の対象は、地理歴史の『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』の間、公民の『公共,倫理』『公共,政治・経済』の間、理科の『物理』『化学』『生物』『地学』の間です。受験者数が1万人未満の科目は対象になりません。これらの科目間で、20点以上の平均点差、または15点以上の平均点差と段階表示の区分点差20点以上が生じ、それが試験問題の難易差にもとづくと認められる場合に、得点調整を行います(大学入試センター, 2026b, 12、5頁)。方法は「分位点差縮小法」で、各科目の元の点数を下げないこと、科目間の平均点の順序を保つことが条件です。調整の有無は1月22日(予定)に発表されます(同, 12、5頁)。

段階表示は、科目別得点を「スタナイン」という方式で1から9の9段階に換算したもので、受験者を得点順におおよそ4・7・12・17・20・17・12・7・4%の群に分けます。換算表は1月22日(予定)に発表され、段階表示を選抜に使うかどうかは各大学の募集要項で確かめます(大学入試センター, 2026, 62〜63頁)。

成績の扱い——大学への提供と本人の閲覧

大学入試センターは、各大学からの請求にもとづいて、科目別得点と段階表示を大学に提供します。令和9年度の成績の提供は2027年2月2日以降です(大学入試センター, 2026b, 14、6頁)。出願時に登録した顔写真も、試験成績と併せて大学に提供されます(大学入試センター, 2026, 63頁)。各大学は、提供された個人別成績を自らの判断で受験者本人に開示してよいとされ、その開示時期は2027年4月1日以降です(大学入試センター, 2026b, 14(6)、7頁)。

本人が自分の成績を見るには、出願時に閲覧を「希望する」と登録し、検定料と併せて成績閲覧手数料300円を払っておきます。閲覧期間は2027年4月1日10時から4月30日17時までで、受験した科目名・試験日・科目別得点・段階表示をPDFで見られます。英語はリーディングとリスニング別、国語は出題分野別の得点も示されます(大学入試センター, 2026, 28頁)。高校から付与されたメールアドレスで登録している人は、4月1日以降も使えるかを事前に確かめるよう受験案内は注意しています(同, 28頁)。

受験票は、各大学の個別試験や入学手続の際にも必要になる場合があり、共通テストが終わったあとも保管します(同, 44頁)。令和10年度以降の入試で令和9年度の成績を使う大学に出願するときにも、令和9年度の受験票が必要です(同, 60頁)。

追試験・再試験と受験上の配慮

追試験の対象は、病気(インフルエンザ・ノロウイルス・新型コロナウイルス・風邪等を含む)や負傷、試験場に向かう途中の事故、その他やむを得ない事由(両親等の危篤・死亡、自宅の火災等)で受験できない人です。追試験は1月23日・24日に、原則として全国を2地区に分けて設ける試験場で行います。追試験についての再試験や追試験はありません(大学入試センター, 2026, 53頁)。追試験の受験は、所定の基準により各大学が申請事由を審査して許可します(大学入試センター, 2026b, 11(3)③、5頁)。雪・地震などの災害その他の事情で本試験が実施できなかった場合は、同じ1月23日・24日に再試験を行います(同, 11(4)、5頁)。各大学の試験で病気や事故にあったときの扱いは、試験当日の病気・事故と受験機会で解説しています。

障害等のある人は、申請にもとづいて審査のうえ、点字や拡大文字による出題、試験時間の延長、代筆による解答、リスニングの免除などの配慮を受けられます。申請は出願とは別に郵送で行い、期間は2026年7月1日から10月2日まで(必着。9月30日の消印有効)です。出願後の不慮の事故等で配慮を希望する場合は、2026年12月10日から2027年1月12日までに申請します(大学入試センター, 2026b, 15、7頁)。

令和10年度(2028年度入試)の実施大綱で決まったこと

文部科学省は2026年5月27日付けで「令和10年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱」を通知しました(8文科高第319号)。いまの高校2年生が受ける共通テストです。令和9年度の実施大綱と項目の構成は同じで、主な内容は次のとおりです(文部科学省, 2026, 別紙1〜5頁)。

令和10年度(2028年度入試)の実施大綱で決まったこと
項目令和9年度(2027年度入試)令和10年度(2028年度入試)
実施大綱の日付2025年6月3日2026年5月27日
実施期日2027年1月16日(土)・17日(日)2028年1月15日(土)・16日(日)
期日の決め方「1月13日以降の最初の土曜日及び翌日の日曜日」同じ
出題教科・科目7教科(国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報)令和9年度と同じ教科・出題科目・試験時間
大学が利用できる過去の成績令和6年度〜令和8年度の3年分令和7年度〜令和9年度の3年分
大学入試センターの実施要項の公表期限2026年6月30日まで2027年6月30日まで

出典は、令和9年度・令和10年度とも実施大綱の第3の3・第5の1・第7・別表1(別紙2〜6頁)です(文部科学省, 2025)(文部科学省, 2026)。令和10年度の大綱も、試験は問題冊子とマークシート式解答用紙を使う紙の試験とし、英語ではICプレーヤーを使う試験も行うとしています(文部科学省, 2026, 別表1 注1、別紙5頁)。出願期間や検定料は、2027年6月30日までに公表される大学入試センターの実施要項で決まります。

志願者数の推移

大学入試センターの資料によると、共通テストの志願者数・受験者数・利用大学数は次のとおりです(令和8年3月現在)(大学入試センター, 2026c, 8頁)。

志願者数の推移
年度志願者数受験者数利用大学数
令和3年度535,245人484,114人866大学
令和4年度530,367人488,384人864大学
令和5年度512,581人474,051人870大学
令和6年度491,914人457,608人864大学
令和7年度495,171人462,066人837大学
令和8年度496,237人464,090人813大学

同じ資料は、志願者数が大学入試センター試験の時代を含めて平成15年度試験の60.2万人をピークに、令和8年度試験では49.6万人になったこと、志願者に占める卒業見込者の割合が平成3年度試験の61.3%から令和8年度試験の84.7%になったことを示しています(同, 7頁)。令和3年度は本試験を2回実施しています(同, 8頁)。

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出典

よくある質問

2027年度入試の共通テストはいつですか。

本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)、追試験は1月23日(土)・24日(日)です(文部科学省, 2025, 第5の1、別紙2頁)(大学入試センター, 2026b, 11、4頁)。

共通テストの出願はいつまでですか。

出願内容の登録は2026年9月15日10時から10月2日17時まで、検定料等の支払いは10月2日23時59分までです。登録しても支払いがなければ出願は完了せず、出願期間後の出願は受け付けられません(大学入試センター, 2026, 21頁)。

共通テストの検定料はいくらですか。

3教科以上を受験する場合18,000円、2教科以下の場合12,000円です。成績の閲覧を希望すると300円が加わり、支払方法にかかわらず188円の手数料がかかります。地理歴史と公民は合わせて1教科と数えるので、国語・地理歴史・公民の受験は「2教科以下」になります(大学入試センター, 2026, 29頁)。

自分の共通テストの点数はいつ分かりますか。

出願時に成績の閲覧を希望した人は、2027年4月1日10時から4月30日17時までマイページで科目別得点と段階表示を見られます(大学入試センター, 2026, 28頁)。平均点は1月20日(中間)と2月4日(最終)に発表される予定です(同, 61頁)。

令和10年度の共通テストの日程はもう決まっていますか。

決まっています。令和10年度の実施大綱は、実施期日を「1月13日以降の最初の土曜日及び翌日の日曜日」とし、2028年1月15日(土)・16日(日)と定めました(文部科学省, 2026, 第5の1、別紙2頁)。

総合型選抜の対策(志望理由書・活動報告書・小論文・面接)は、武蔵野個別指導塾 武蔵境本校で副塾長の宮川涼が直接受け持っています。

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