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日本獣医生命科学大学の総合型選抜・学校推薦型選抜(2027年度入試)

最終更新:2026-10-09

武蔵境駅の南口から歩いて2分。日本獣医生命科学大学の獣医学科には総合型選抜がありません。年内に獣医学科へ公募で出願する道は、評定3.5以上・現役生の一般公募推薦と、獣医師の後継者などを対象にした特別選抜です。4つの学科で、出願できる人も選び方も違います。

資料の年度:2027年度(令和9年度)入試/確認日:2026-10-09

武蔵境駅の南口から2分。獣医学科の年内入試は推薦だけです

日本獣医生命科学大学は、東京都武蔵野市境南町1-7-1にあります。大学の交通アクセスのページは「JR中央線「武蔵境」駅南口より徒歩2分」としています(日本獣医生命科学大学, 2026c)。入学者選抜要項の試験会場案内も、同じ住所です(日本獣医生命科学大学, 2026a, 35頁)。学部は獣医学部(獣医学科・獣医保健看護学科)と応用生命科学部(動物科学科・食品科学科)の2つです。

このページは、大学が公表した「令和9年度 入学者選抜要項」(全48頁)から、総合型選抜と学校推薦型選抜(一般公募推薦)を学科ごとに整理したものです。頁は紙面に印刷された番号で、PDFの頁番号はそれより2つ大きくなります。日程表は要項の中で画像になっているため、画像の表を目で読んで写しました。

最初に押さえておきたいのは、学科によって使える入試が違うことです(日本獣医生命科学大学, 2026a, 3頁)。

武蔵境駅の南口から2分。獣医学科の年内入試は推薦だけです
試験区分獣医学科獣医保健看護学科動物科学科食品科学科
総合型選抜 第1回なし10名第1〜3回の合計 34名第1〜3回の合計 14名
総合型選抜 第2回・第3回なしなし(同上)(同上)
一般公募推薦25名45名30名16名
指定校推薦(普通科指定)推薦の枠内で若干名推薦の枠内で若干名推薦の枠内で若干名推薦の枠内で若干名
指定校推薦(専門〈職業〉学科・総合学科指定)なしなし推薦の枠内で若干名推薦の枠内で若干名
入学定員80名110名100名45名

獣医学科は入学定員80名のうち、一般公募推薦が25名です。総合型選抜の欄はありません。

学科ごとの年内入試を一覧にする

日程は要項の「入学者選抜日程」(日本獣医生命科学大学, 2026a, 4頁)から写しました。第3回の総合型選抜だけ2027年、それ以外は2026年です。出願はWeb出願のあと、書類を郵送します(必着)。入学検定料は総合型選抜・一般公募推薦とも35,000円です(同, 6頁・8頁)。

学科ごとの年内入試を一覧にする
方式対象評定の基準卒業年選考Web出願試験日合格発表
総合型選抜 第1回獣医保健看護学科なし令和7年4月以降の卒業一次 書類(小論文課題を含む)/二次 プレゼンテーション・口頭試問9月7日〜17日二次 10月18日一次 10月2日/二次 11月2日
総合型選抜 第1回動物科学科・食品科学科なし制限なし書類・プレゼンテーション・口頭試問9月24日〜10月8日10月18日11月2日
総合型選抜 第2回動物科学科・食品科学科なし制限なし同上11月27日〜12月7日12月13日12月16日
総合型選抜 第3回動物科学科・食品科学科なし制限なし同上2027年2月11日〜3月1日3月9日3月13日
一般公募推薦獣医学科3.5以上令和8年4月以降の卒業書類・口頭試問・小論文・基礎学力検査11月2日〜13日11月21日12月1日
一般公募推薦獣医保健看護学科3.5以上令和7年4月以降の卒業書類・口頭試問・小論文・基礎学力検査11月2日〜13日11月21日12月1日
一般公募推薦動物科学科・食品科学科なし令和7年4月以降の卒業書類・口頭試問・小論文11月2日〜13日11月21日12月1日

書類の提出期限は、総合型選抜の第1回が獣医保健看護学科で9月18日、動物科学科・食品科学科で10月9日、第2回が12月8日、第3回が3月2日、一般公募推薦が11月16日で、いずれも必着です(同, 4頁)。試験会場はすべて東京(本学)です。

2026年10月9日にこのページを確かめた時点で、獣医保健看護学科の総合型選抜と、動物科学科・食品科学科の総合型選抜第1回は出願が終わっています。これから出願できるのは、一般公募推薦(11月2日から)と、動物科学科・食品科学科の総合型選抜第2回(11月27日から)・第3回(2027年2月11日から)です。

総合型選抜——獣医保健看護学科(第1回のみ・10名)

要項は総合型選抜の目的を、獣医保健看護学分野または応用生命科学分野を志し各学科での勉学を強く志望する者が自らの意思で出願でき、書類審査、プレゼンテーション及び口頭試問を通じて「受験生のもつ多面的な能力、意欲・熱意・探求力や個性を評価する」ことにより有能な人材を選抜し養成すること、と書いています(日本獣医生命科学大学, 2026a, 5頁)。

獣医保健看護学科の出願資格は、本学を第一志望とし合格後に入学を確約できる者で、令和7年4月1日から令和9年3月31日までに高校などを卒業した者・卒業見込みの者です(同, 5頁)。卒業後1年までの人が出願できます。評定の数字の基準はありません。

出願書類は、Web出願票・写真票、調査書、志望理由書及び活動報告書(様式3-1)、小論文課題(1,000字以内・様式8。Web出願の完了後に閲覧できる)、資格・検定試験等を証明する書類の写しです(同, 5頁)。

選考は2段階です(同, 6頁)。

口頭試問で評価する項目として、要項は、志望動機の的確性、最近の生物科学の動向の認識、理科の基礎学力、自分の言葉で考えを簡潔に伝える力、協働して学ぶ態度、生命倫理と倫理観や問題意識、アドミッションポリシーの認識度などを挙げています(同, 6頁)。

総合型選抜——動物科学科・食品科学科(第1回〜第3回)

応用生命科学部の2学科は、総合型選抜を年3回行います。募集人員は3回の合計で動物科学科34名、食品科学科14名です(日本獣医生命科学大学, 2026a, 3頁)。

出願資格は、本学を第一志望とし合格後に入学を確約できる者で、高校などを卒業した者と令和9年3月卒業見込みの者などです(同, 5頁)。卒業年の制限はありません。評定の基準もありません。出願書類は、Web出願票・写真票、調査書、志望理由書(動物科学科は様式3-2、食品科学科は様式3-3)、資格・検定試験等の証明書類の写し(任意)です(同, 5〜6頁)。

選考は書類審査とプレゼンテーション・口頭試問で、発表のテーマが学科ごとに決まっています(同, 6〜7頁)。

総合型選抜——動物科学科・食品科学科(第1回〜第3回)
動物科学科食品科学科
書類調査書・志望理由書/発表内容要旨調査書・志望理由書/自己PR書
プレゼンテーション5分間3分間程度
口頭試問10分間程度10分間程度
発表の題材(①か②)①高校で行った研究(SSHでの課題、農業高校等での卒業研究、科学部等での活動等)②高校で履修した生物・化学・農業関連科目から1つを選び、特に興味を持った項目①高校で行った研究 ②最近関心を持った食品に関連するニュースについて、その理由と自分の考え
発表と一緒に話すことその内容に関連づけた本学科への志望動機本学科への志望動機
資料A4用紙10枚以内を3部持参・電子機器は使えない自分用の参考資料を持ち込める
理科の基礎学力の試問生物基礎の教科書程度生物基礎または化学基礎の教科書程度

試験の開始時刻は、第1回・第2回が10時(集合9時50分)、第3回が15時30分(集合15時20分)です(同, 7頁)。

一般公募推薦——4学科、獣医学部は評定3.5以上と基礎学力検査

一般公募推薦について、要項は「高等学校在学中の成績・人物等が優秀であり、かつ各学科への志望理由の明確な者」を、書類審査、口頭試問、小論文及び基礎学力検査(獣医学部のみ)で選抜し、本学が第一志望であることが条件だと書いています(日本獣医生命科学大学, 2026a, 8頁)。公募と非公募の違いは、公募推薦と指定校推薦の違いで解説しています。

出願資格は学科ごとに次のとおりです(同, 8頁)。どの学科も、本学を第一志望とし合格後に入学を確約できる者のうち、人物等が優秀で学校長が推薦する者が前提です。「入学の確約」の決まりの全体は、専願・併願・入学確約の決まりで解説しています。

一般公募推薦——4学科、獣医学部は評定3.5以上と基礎学力検査
学科評定(全体の学習成績の状況)卒業年
獣医学科3.5以上令和8年4月1日〜令和9年3月31日に卒業(現役)
獣医保健看護学科3.5以上令和7年4月1日〜令和9年3月31日に卒業(卒業後1年まで)
動物科学科・食品科学科基準なし令和7年4月1日〜令和9年3月31日に卒業(卒業後1年まで)

選考の中身は次のとおりです(同, 9頁)。

獣医学科の推薦は、評定3.5以上で現役の人が、英語・数学・理科のマークシートと400字の小論文、口頭試問を受ける入試です。総合型選抜とは準備の中身がまったく違います。2月1日より前に学力のテストを行うときの決まりは、年内入試で学力をどう確かめるかで解説しています。

獣医学科の特別選抜——獣医師後継者育成及び地域獣医療支援

獣医学科には、もう一つ年内の入試があります。特別選抜「獣医師後継者育成及び地域獣医療支援」で、募集人員は学校推薦型選抜の枠内で若干名です(日本獣医生命科学大学, 2026a, 3頁)。要項は目的を「獣医師の後継者育成及び地域獣医療の充実に対する社会的要請並びに地域産業の発展に応えること」としています(同, 16頁)。

出願資格は2つの型に分かれます(同, 16頁)。

選考は書類審査(調査書・推薦書/自己申告書)と口頭試問などで(同, 17頁)、日程は一般公募推薦と同じく、Web出願が11月2日〜13日、試験日が11月21日、合格発表が12月1日です(同, 4頁)。

資格・検定試験の加点

要項は、獣医保健看護学科・動物科学科・食品科学科の総合型選抜と、応用生命科学部の一般公募推薦で、書類審査において資格・検定試験等の結果を加点し、合否判定に利用するとしています(日本獣医生命科学大学, 2026a, 7頁・9頁)。挙がっている例は、実用英語技能検定、GTEC、TOEIC、TOEFL iBT、IELTS、TEAP、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、全商情報処理検定試験、実用数学技能検定、ITパスポート試験、情報システム試験、情報活用試験、国際科学オリンピック等の結果、アグリマイスター顕彰制度などです。英語の資格・検定試験を入試に使う選抜の広がりは、英語の資格・検定試験とCEFRの対照で解説しています。

英語の検定はどの方式でも出願資格ではありません。何級で何点加わるかは要項に書かれていません。獣医学部の一般公募推薦については、加点の記載がありません。

生成AIは「いかなる出願書類」にも使えない

要項の出願資格の章の冒頭に「本学では、ChatGPT 等の生成 AI を使用し作成されたものを入学者選抜に係るいかなる出願書類等に使用することを認めません」とあります(日本獣医生命科学大学, 2026a, 5頁)。志望理由書、活動報告書、小論文課題のすべてが対象です。大学によっては「全面的に依拠したもの」を問題にする書き方もありますが、この大学の要項は使用そのものを認めない書き方です。

文部科学省の「面接必須」との関係

文部科学省の令和9年度の実施要項は、総合型選抜と学校推薦型選抜で、面接(ディベート、集団討論、プレゼンテーション、口頭試問等を含む)による評価を必ず行うとしました(文部科学省, 2026)。日本獣医生命科学大学の総合型選抜と一般公募推薦は、どれもプレゼンテーションか口頭試問を含んでいます。制度の背景は総合型選抜とはにまとめました。学校推薦型選抜で面接が必須になった条の新旧は、2027年度入試で実施要項の何が変わったかで解説しています。

アドミッション・ポリシーの場所

日本獣医生命科学大学のアドミッション・ポリシーは学部・学科ごとに定められ、要項の冒頭(日本獣医生命科学大学, 2026a, 1〜2頁)と受験生サイトのページ(日本獣医生命科学大学, 2026b)に載っています。4学科とも「高等学校までに学ぶことを期待する教科」を「国語・英語・数学・理科」としています(同, 1〜2頁)。獣医学科は、飼育動物診療、動物に関する保健衛生の向上、畜水産業の発達、公衆衛生の向上に寄与する獣医師を育てるとし、獣医保健看護学科は、社会貢献する愛玩動物看護師等の獣医療技術者を育てるとしています(同, 1頁)。

このページの限界

出典

よくある質問

日本獣医生命科学大学の獣医学科は総合型選抜で受けられますか。

受けられません。2027年度の試験区分別の募集人員表で、獣医学科の総合型選抜の欄は「-」です。年内の入試で獣医学科に出願できるのは、一般公募推薦(募集25名)、指定校推薦、特別選抜(獣医師後継者育成及び地域獣医療支援、社会人、海外就学経験者・IB取得者、学士。いずれも学校推薦型選抜の枠内で若干名)です(日本獣医生命科学大学, 2026a, 3頁)。

獣医学科の一般公募推薦の評定の基準はいくつですか。

調査書の全体の学習成績の状況が3.5以上です。あわせて、令和8年4月1日から令和9年3月31日までに高校などを卒業した者・卒業見込みの者であること、本学を第一志望として合格後の入学を確約できること、学校長の推薦が要ります(日本獣医生命科学大学, 2026a, 8頁)。

総合型選抜で英検は必要ですか。

出願資格ではありません。獣医保健看護学科・動物科学科・食品科学科の総合型選抜では、英検・GTEC・TOEIC・TOEFL iBT・IELTS・TEAP などの結果を書類審査で加点し、合否判定に利用すると書かれています。加点の点数や級ごとの基準は要項に書かれていません(日本獣医生命科学大学, 2026a, 7頁)。

動物科学科の総合型選抜は浪人生でも出願できますか。

できます。動物科学科・食品科学科の総合型選抜の出願資格は「高等学校または中等教育学校を卒業した者及び令和9年3月卒業見込の者」などで、卒業年の制限がありません。獣医保健看護学科の総合型選抜は令和7年4月以降の卒業者(卒業後1年まで)です(日本獣医生命科学大学, 2026a, 5頁)。

志望理由書を生成AIで手伝ってもらってもよいですか。

認められていません。要項は「ChatGPT 等の生成 AI を使用し作成されたものを入学者選抜に係るいかなる出願書類等に使用することを認めません」と書いています(日本獣医生命科学大学, 2026a, 5頁)。

総合型選抜の対策(志望理由書・活動報告書・小論文・面接)は、武蔵野個別指導塾 武蔵境本校で副塾長の宮川涼が直接受け持っています。

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