総合型選抜の資料室運営: 武蔵野個別指導塾 武蔵境本校

津田塾大学の総合型選抜・学校推薦型選抜(2027年度入試)

最終更新:2026-10-09

津田塾大学の年内入試は、総合型選抜が6方式(募集人員の合計85名)、学校推薦型選抜(公募制)が4学科です。総合型選抜はすべての方式で英語の能力を証明する書類を出しますが、最低点が決まっているのは英語英文学科の探究型だけです。評定平均の数字の基準は、どの要項にもありません。出願資格はすべて「女子」です。2026年10月9日の時点で総合型選抜の出願は終わり、公募制の出願は11月1日からです。

資料の年度:2027年度(令和9年度)入試/確認日:2026-10-09

学芸学部は小平、総合政策学部は千駄ヶ谷。年内入試は総合型6方式と公募制4学科です

津田塾大学は、学部ごとにキャンパスが分かれています。学芸学部(英語英文学科、国際関係学科、多文化・国際協力学科、数学科、情報科学科)は東京都小平市津田町2-1-1の小平キャンパス、総合政策学部(総合政策学科)は東京都渋谷区千駄ヶ谷1-18-24の千駄ヶ谷キャンパスです(津田塾大学, 2026n)。試験会場は、総合政策学部の総合型選抜だけが千駄ヶ谷キャンパスで、ほかの方式はすべて小平キャンパスです(津田塾大学, 2026f, 6頁)(津田塾大学, 2026a, 7頁)(津田塾大学, 2026g, 7頁)。

すべての方式で、出願資格の最初の言葉は「女子」です。要項の末尾には、2025年4月に入学する学生の入学試験から、女子大学で学ぶことを希望するトランスジェンダー学生(性自認による女性)に、すべての学部で受験資格を認めることにしたと書かれています(津田塾大学, 2026a, 11頁)。

このページは、大学が公表した2027年度の総合型選抜の要項6冊と、学校推薦型選抜(公募制)の要項4冊、大学の入試ページから、年内に出願できる公募の入試を整理したものです。要項は2026年6月19日に公開が告知され、英語英文学科の探究型だけは7月上旬の公開予定とされていました(津田塾大学, 2026o)。頁はどの冊子も紙面に印刷された番号で、PDFの頁番号はそれより1つ大きくなります。

方式は次の10です。

このほかに学校推薦型選抜(指定校制)があり、大学のページは実施学部・学科として、学芸学部の英語英文学科・国際関係学科・数学科・情報科学科と総合政策学部を挙げています。日程や出願資格は指定校に直接送る要項で示すとされているため、このページでは扱いません(津田塾大学, 2026m)。「指定校推薦」と実施要項の「非公募型」の関係は、公募推薦と指定校推薦の違いで解説しています。

武蔵境からの通い方——大学のアクセスページの文言

大学の「交通アクセス」のページは、2つのキャンパスへの行き方を次のように書いています(津田塾大学, 2026n)。

小平キャンパス(学芸学部)

武蔵境駅も国分寺駅も、JR中央線の駅です。国分寺駅からは、西武国分寺線で鷹の台駅へ行くか、北口から西武バスに乗るかの2通りが大学のページに載っています。

千駄ヶ谷キャンパス(総合政策学部)

大学のページは、武蔵境駅からどこで乗り換えるかまでは書いていません。このページでも、所要時間は大学のページの数字の引用だけにしています。

総合政策学部の総合型選抜の要項は、試験日より前に試験会場を下見することはできないとしたうえで、受験を考えている人は千駄ヶ谷キャンパスのアリス・メイベル・ベーコン記念館1〜3階を見学できると書いています(津田塾大学, 2026f, 6頁)。小平キャンパスの試験は、建物の中を除く敷地内の見学ならできるとされています(津田塾大学, 2026a, 7頁)。

2027年度の方式を一覧にする

総合型選抜の日程は、6方式とも出願が2026年9月1日(火)〜16日(水)(必着)、第1次選考(書類選考)の結果発表が10月3日(土)、第2次選考が10月31日(土)です。合格発表と入学手続締切日だけが方式で分かれます(各要項の「入試日程」、津田塾大学, 2026a, 3頁)(津田塾大学, 2026e, 2頁)(津田塾大学, 2026f, 2頁)。

2027年度の方式を一覧にする
方式募集人員英語の書類第2次選考合格発表入学手続締切
英語4技能型(英語英文)10名1つ以上提出・最低点の記載なし英語による講義およびライティング、英語によるディスカッション、面接11月6日(金)11月20日(金)
探究型(英語英文)10名基準あり(英検CSE2.0 1950以上など)探究活動に関するプレゼンテーション(10分)と質疑応答11月6日(金)11月20日(金)
国際関係学科30名1つ以上提出・最低点の記載なし現代世界に関する小論文、面接11月6日(金)11月20日(金)
多文化・国際協力学科5名1つ以上提出・最低点の記載なしフィールドワークにもとづくプレゼンテーション(10分)と面接(20分)11月6日(金)11月20日(金)
情報科学科10名1つ以上提出・最低点の記載なし小論文、面接11月11日(水)12月18日(金)
総合政策学科20名1つ以上提出・最低点の記載なし面接11月11日(水)12月18日(金)

出典は募集人員が各要項の「募集人員」(津田塾大学, 2026a, 4頁)(津田塾大学, 2026b, 4頁)(津田塾大学, 2026c, 4頁)(津田塾大学, 2026d, 4頁)(津田塾大学, 2026e, 3頁)(津田塾大学, 2026f, 3頁)、日程は各要項の「入試日程」です。総合型選抜の募集人員を足すと85名です。入学手続締切日はいずれも消印有効です。

学校推薦型選抜(公募制)は次のとおりです(津田塾大学, 2026g, 3頁)(津田塾大学, 2026h, 3頁)(津田塾大学, 2026i, 2頁)(津田塾大学, 2026j, 2頁)。

2027年度の方式を一覧にする
学科募集人員出願期間(消印有効)第1次結果試験日合格発表入学手続締切
英語英文学科10名11月1日(日)〜10日(火)11月20日(金)11月28日(土)12月5日(土)12月18日(金)
多文化・国際協力学科5名11月1日(日)〜9日(月)11月20日(金)11月28日(土)12月5日(土)12月18日(金)
数学科5名11月1日(日)〜13日(金)なし(問題請求 10月19日〜11月9日)11月28日(土)12月5日(土)12月18日(金)
情報科学科若干名11月1日(日)〜13日(金)なし(問題請求 10月19日〜11月9日)11月28日(土)12月5日(土)12月18日(金)

2026年10月9日にこのページを確かめた時点で、総合型選抜は出願が終わり、第1次選考の結果も10月3日に出ています。残っているのは10月31日の第2次選考と、その後の合格発表・入学手続です。公募制はまだ出願が始まっておらず、数学科と情報科学科の問題請求も10月19日からです。

出願資格——女子、第一志望、卒業年

出願資格の書き方は、方式ごとに少しずつ違います。違いが出るのは、第一志望の確約と卒業年の2点です。

第一志望の確約。英語英文学科の2方式、国際関係学科、多文化・国際協力学科の総合型選抜は、その学科を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者であることが条件で、入学後に他学科・他学部へ移ることも認められません(津田塾大学, 2026a, 4頁)(津田塾大学, 2026c, 4頁)(津田塾大学, 2026d, 4頁)。国際関係学科は、学科の教育理念を理解したうえで第一志望とすることを求めています(津田塾大学, 2026c, 4頁)。情報科学科と総合政策学部の総合型選抜には第一志望の条件がなく、他大学との併願ができると書かれています。ただし入学後の転部転科は認められません(津田塾大学, 2026e, 3頁)(津田塾大学, 2026f, 3頁)。公募制の4学科は、いずれも第一志望・入学確約が条件です(津田塾大学, 2026g, 4頁)(津田塾大学, 2026i, 3頁)。専願の決まりの全体は、専願・併願・入学確約の決まりで解説しています。

卒業年。国際関係学科の総合型選抜だけが、高校・中等教育学校を「2025年3月以降卒業した者」と2027年3月卒業見込みの者に限っています(津田塾大学, 2026c, 4頁)。英語英文学科の2方式、多文化・国際協力学科、情報科学科、総合政策学部の総合型選抜は、高校などを「卒業した者」と2027年3月卒業見込みの者、12年の学校教育を修了した者、学校教育法施行規則第150条の規定で同等以上と認められる者を対象とし、卒業年の制限を書いていません(津田塾大学, 2026a, 4頁)(津田塾大学, 2026e, 3頁)(津田塾大学, 2026f, 3頁)。公募制は、英語英文学科と多文化・国際協力学科の要項が「高等学校長の推薦を受けた現役生、既卒生を対象」とし、大学の公募制のページも現役生・既卒生を問わず出願できるとしています(津田塾大学, 2026g, 4頁)(津田塾大学, 2026h, 4頁)(津田塾大学, 2026l)。学校教育法施行規則第150条の決まりは、大学の出願資格で解説しています。

評定。総合型選抜6方式と公募制4学科のどの要項にも、評定平均の数字の基準はありません。数学科と情報科学科の公募制は「成績が優秀であり」と書いています(津田塾大学, 2026i, 3頁)(津田塾大学, 2026j, 3頁)。評定を出願の要件に使うときの決まりは、評定平均と学習成績概評の決まりで解説しています。

履修の条件。情報科学科の総合型選抜と、数学科・情報科学科の公募制は、数学(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学C)またはそれに準ずる科目を履修済みか、卒業までに履修見込みであることが条件です(津田塾大学, 2026e, 3頁)(津田塾大学, 2026i, 3頁)(津田塾大学, 2026j, 3頁)。

英語の能力を証明する書類と、探究型の基準

総合型選抜は6方式とも、公募制は英語英文学科と多文化・国際協力学科が、「英語の能力を証明する書類」をいずれか1つ以上出します(津田塾大学, 2026a, 5頁)(津田塾大学, 2026e, 4頁)(津田塾大学, 2026f, 4頁)(津田塾大学, 2026g, 5頁)(津田塾大学, 2026h, 5頁)。数学科と情報科学科の公募制の提出書類には、英語の書類は含まれていません(津田塾大学, 2026i, 4頁)(津田塾大学, 2026j, 4頁)。

使える試験は、TOEFL iBT、TOEIC(L&RとS&Wの両方)、IELTS(Academic Module)、GTEC(CBTタイプと検定版)、TEAP(4技能)、英検の6つです。英検以外は2024年4月1日以降に受けたものだけが有効です。TOEFL iBTはTest Dateスコアだけを使い、MyBestスコアは使いません。TOEICはL&RとS&Wの両方のスコアが必須で、TOEIC IPは使えません。英検は4技能のCSEスコアが表示された合格証明書、合格証書、CSEスコア証明書、個人成績表のいずれかを出します(津田塾大学, 2026a, 5〜6頁)。証明書は原本か、出身学校が原本の正しい複製であると証明したものを出し、本人がとったコピーは認められません。TOEFLの大学コードは0371です(同, 5頁)。大学の入試ページには、2026年8月14日付で、TOEFL iBTの紙のスコアレポート送付サービスが終わることに伴う提出方法の補足が載っています(津田塾大学, 2026k)(津田塾大学, 2026l)。

探究型の基準。英語英文学科の探究型だけは、次のいずれかで英語4技能の所定の基準を満たしていることが出願資格です(津田塾大学, 2026b, 4頁)。

英語の能力を証明する書類と、探究型の基準
英語外部試験基準(4技能)
TOEFL iBT2026年1月20日以前の受験者は42以上、1月21日以降の受験者は3以上
TOEICL&R 550以上かつS&W 240以上
IELTS4.0以上(Academic Module)
GTEC930以上(CBTタイプおよび検定版)
TEAP(4技能)225以上(同一試験日のスコアのみ)
英検CSE2.0スコア1950以上(2級以上を受験)

探究型では、英検も含めてすべて2024年4月1日以降の受験が対象で、英検は2024年4月1日以降に二次試験を受けたものが有効です。英検は各級の合否ではなく、CSE2.0スコアで判定します(津田塾大学, 2026b, 4頁)。探究型と英語4技能型は同じ学科の方式ですが、英語4技能型の要項には最低点の表がありません(津田塾大学, 2026a, 5〜6頁)。英検CSEスコアとCEFRの関係は、英語の資格・検定試験とCEFRの対照で解説しています。

総合型選抜 英語英文学科——英語4技能型と探究型

英語英文学科の総合型選抜は2方式で、募集人員はそれぞれ10名です。両方式の併願はできません(津田塾大学, 2026a, 4頁)(津田塾大学, 2026b, 4頁)。

英語4技能型。要項は、書類選考と英語4技能(listening/speaking/reading/writing)の総合試験で、とくに英語の力を重視してみると説明しています。第1次選考では、事前に出した書類から英語に関わる体験や活動を評価します(津田塾大学, 2026a, 2頁)。志望理由書は、英語英文学科を志望する動機を、英語に関する活動も含めて1200字以内で書きます。活動の例として、クラブ活動、ボランティア活動、スピーチ・コンテスト、エッセイ・コンテスト、留学・研修が挙がっています。手書きでもパソコンでもよく、パソコンなら10〜12ポイントでA4用紙1枚に出力します(同, 5頁)。

第2次選考の総合試験は、次の時間割です(同, 7頁)。

総合型選抜 英語英文学科——英語4技能型と探究型
時間内容
10:00〜11:00(60分)英語による講義およびライティング
11:30〜12:00(30分)英語によるディスカッション
13:00〜面接(英語での質疑応答を含む)

合否は、第1次選考の提出書類と第2次選考の成績で総合判定します(同, 7頁)。大学の入試ページには「英語4技能型の総合試験」についてのQ&Aが別に載っています(津田塾大学, 2026k)。

探究型。要項によると、探究活動とは、社会や文化についての幅広い教養と問題関心をふまえて問いを立て、答えるための根拠を集めて論点を整理し、説得力のある結論を導くことです。その成果としての探究活動の報告書とプレゼンテーションを主な評価対象とするとしています(津田塾大学, 2026b, 2頁)。

提出書類のうち、志望理由書は600字以内、探究活動報告書は1200字以内です。報告書は、問いの提示(序論)、問いに答えるために調べた内容(本論)、問いに対する答え(結論)という構成で書き、参考文献リストや必要な図版・データの表を加えます。参考文献リストなどは字数に含めません。どちらも所定のWordファイルを使ってパソコンで作り、概要を1ページ目、参考文献リストなどを2ページ目以降に置きます(同, 5頁)。

第2次選考では、取り組んできた探究活動について日本語または英語で10分間のプレゼンテーションを行い、続いて10分程度の質疑応答があります。プレゼンテーションは大学が用意したパソコンで行い、使うスライドのPDFを試験日の前に大学へ出します。集合時間などは第1次選考の結果発表のときに知らされます(同, 7頁)。探究型の要項には、生成AIを使う場合に生じうる問題の責任はすべて受験者本人がとるとする注意も載っています(同, 8頁)。

総合型選抜 国際関係学科(30名)

国際関係学科は、総合型選抜6方式の中で募集人員がいちばん多い30名です(津田塾大学, 2026c, 4頁)。要項は、この入試で「自らの考えを文章で適切に表現する力」「対話を通して問いに深く向き合う力」「国際社会を広い視野をもって考察する力」を評価するとしています。学科は1969年の設置で、英語と第二外国語(フランス語、スペイン語、中国語、ドイツ語、韓国・朝鮮語、ロシア語)のスキルを学びの土台に置くと説明されています(同, 2頁)。

提出書類は、志願票、調査書、志望理由書(1200字以内、パソコン等の使用が望ましい)、英語の能力を証明する書類、出願書類チェックリストです(同, 5頁)。第1次選考は、学科の求める学生像を基準に書類で審査します(同, 6頁)。

第2次選考は筆記試験と面接で、9時〜10時(60分)が「現代世界に関する小論文」、10時50分から面接です。小論文は国際関係学を学ぶうえで必要な基礎知識・思考力・表現力を問い、面接は志望理由や将来の希望、現代世界に関する問題意識を問うと書かれています(同, 7頁)。

総合型選抜 多文化・国際協力学科(5名)

多文化・国際協力学科は2019年に設置された学科で、要項は、幅広い視野と知識から独自の問いを設定して答えを探究する力、「現場」から得られた経験と理解にもとづいて既存の知を問いなおす力、学びを「他者」と分かち合い深めていく力を問うとしています(津田塾大学, 2026d, 2頁)。募集人員は5名です(同, 4頁)。

志望理由書は、志望動機を「大学でフィールドワークによって探究したい研究テーマ」を含めて2000字以内で書き、A4用紙2枚までにまとめます。英語の能力を証明する書類も1つ以上出します(同, 5頁)。

第2次選考は、志望理由書で論じた研究テーマについてのプレゼンテーションと面接です。発表のために実際にフィールドワーク(観察や聞き取り)を行い、そこで得た資料やデータを使います。対象は身近な事例でもよく、高校在学中の自由研究などの取り組みを使うこともできるとされています。10分間の発表のあと、発表の内容に関する質疑を含む20分間の面接があります。発表で使えるのは、面接官に配るA4用紙2ページ以内のレジュメだけで、配付用に3部を持参します(同, 7頁)。

総合型選抜 情報科学科(10名)

情報科学科の総合型選抜は、募集人員10名で、数学の履修が出願資格に入っています。他大学との併願はできますが、学芸学部の他学科と総合政策学部の総合型選抜とは併願できません(津田塾大学, 2026e, 3頁)。

提出書類の特徴は2つです(同, 4頁)。

ほかに任意で、大学入学共通テストの成績通知書等、模擬試験の成績表、実用数学技能検定・ITパスポート試験・情報処理技術者試験などの合格証やスコアを出すことができます。英語の能力を証明する書類は必須です(津田塾大学, 2026e, 4頁)。

第2次選考は、10時50分〜11時30分(40分)の小論文と、13時からの面接です。面接では、数学の事前課題の解答や、試験日に書いた小論文に関連する事柄などを質問し、数理的思考力や論理表現力を主に評価するとされています(同, 6頁)。合格発表は11月11日(水)、入学手続締切日は12月18日(金)で、英語英文学科などより遅く設定されています(同, 2頁)。

総合型選抜 総合政策学部(20名・千駄ヶ谷キャンパス)

総合政策学部総合政策学科の総合型選抜は、募集人員20名で、試験会場は千駄ヶ谷キャンパスです(津田塾大学, 2026f, 3頁・6頁)。他大学との併願はできますが、学芸学部の総合型選抜とは併願できません(同, 3頁)。

提出書類は、志願票、調査書、志望理由書(1200字以内)、英語の能力を証明する書類、事前課題「現代社会が抱える諸課題に関する論述問題」の解答、出願書類チェックリストです。事前課題は大学のサイトから問題と解答用紙をダウンロードし、自分の言葉で1200字以内で書きます。志望理由書と事前課題は、手書きでもパソコンでもよいとされています(同, 4頁)。

第2次選考は面接だけで、事前課題の解答内容と、志望理由書をもとにした学修の希望・問題意識・将来への抱負について問われます。第1次選考の提出書類と第2次選考の面接で総合判定します(同, 6頁)。アドミッション・ポリシーは、求める入学者の条件の中に、英語で聞き、話し、読み、書くための基礎力と英語コミュニケーション力、データ分析の土台となる基礎的な数理的思考力を挙げています(同, 1頁)。

学校推薦型選抜(公募制)——英語英文学科・多文化・国際協力学科

公募制の2学科は、書類選考の第1次と、試験の第2次の2段階です。学校長の推薦書1通を出します(津田塾大学, 2026g, 5頁)(津田塾大学, 2026h, 5頁)。出願は消印有効ですが、日本国外から出す場合と、高校や外部機関から大学に直送される書類は締切日必着です(津田塾大学, 2026g, 4頁)。

英語英文学科(10名)。志望理由書は、志望動機を自己活動歴も含めて1200字以内で書きます。自己活動歴の例は、生徒会・クラブ活動・地域活動・ボランティア活動、学芸やスピーチなどの大会・コンテスト、特に力を入れた学業、その他の分野のユニークな実績です。活動の実績を客観的に証明できる資料はできる限り紙で添付し、VTR、CD-ROM、USBメモリー、DVDなどの電子媒体では出せません(津田塾大学, 2026g, 5頁)。第2次選考は、10時〜11時30分(90分)の英語学習能力考査(論述)と、13時からの面接(英語による質疑応答を含む)です。考査は英語の長文を読み、内容に関する複数の設問に日本語と英語で答える論述式で、辞書は当日大学が貸すものだけが使えます(同, 7頁)。

多文化・国際協力学科(5名)。志望理由書は1200字以内です(津田塾大学, 2026h, 5頁)。第2次選考は、10時〜11時(60分)の小論文と13時からの面接で、小論文は新聞などで扱われている多文化共生、国際協力に関する知識と考えを問う試験とされています(同, 7頁)。要項は、この学科の学びが、各自が自分のテーマを掲げてフィールドワークを行い卒業論文を書くことを中心にしていると説明しています(同, 2頁)。

学校推薦型選抜(公募制)——数学科・情報科学科

数学科(5名)と情報科学科(若干名)の公募制は、出願の前に問題を請求する方式です。1校当たりの被推薦人数に制限はありません(津田塾大学, 2026i, 3頁)(津田塾大学, 2026j, 3頁)。

流れは次のとおりです(津田塾大学, 2026i, 2〜5頁)。

  1. 2026年10月19日(月)〜11月9日(月)(消印有効)に、問題請求フォームを郵便かFaxで出します。フォームは大学のサイトからダウンロードし、届き次第、順に問題が送られます。
  2. 送られてきた「数学」2題を解きます。本で調べたり、人と相談したりしても構わないとされています。
  3. 11月1日(日)〜13日(金)(消印有効)に、解答を含む出願書類を郵送します。入学検定料は11月13日(金)までに納めます。
  4. 受験票は11月20日(金)に一斉に郵送され、11月24日(火)までに届かなければ入試課に問い合わせます。
  5. 11月28日(土)に小平キャンパスで面接があります。

問題と面接の数学の範囲は、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A(図形の性質、場合の数と確率)、数学B(数列)、数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)です。評価は調査書、推薦書、面接の総合評価です(同, 3頁)。提出書類は、志願票、学校長による推薦書(1)、自己推薦書の推薦書(2)、学習成績の状況を記入した調査書(転校した場合は在籍したすべての高校の調査書)、「数学」2題の解答、出願書類チェックリストです(同, 4頁)。面接で問われる内容は、数学科が「提出された解答や、数学の基礎的事項」、情報科学科が「提出された解答や、数学の理解」と書かれています(津田塾大学, 2026i, 5頁)(津田塾大学, 2026j, 5頁)。

併願のきまり

併願のきまりは、要項の出願資格の注に分かれて書かれています。

総合型選抜と公募制は日程がずれているため、総合型選抜で不合格だった人が11月の公募制に出願する場合を想定できますが、要項にそのことを直接扱う記載は見当たりませんでした。出願の前に大学の入試課に確かめてください。

出願の方法・検定料・合格発表と入学手続

出願。出願書類は大学のサイトから所定用紙をダウンロードし、A4で片面印刷します。カラー印刷した出願用封筒表紙を角形2号封筒に貼り、「簡易書留・速達」で郵送します。大学の窓口では受け付けません。書類は黒のボールペンで書き、消せるボールペンは使えません。写真は縦4cm×横3cmです(津田塾大学, 2026a, 4〜5頁)。受験上の配慮を希望する人は、出願期間の前にできるだけ早く入試課へ連絡します(同, 4頁)。

入学検定料。どの方式も35,000円で、志願票の振込用紙を使い銀行窓口から「電信扱」で振り込みます。ATM、ネットバンキング、ゆうちょ銀行からは振り込めません。入学検定料を納めたのに出願書類を出さなかった場合や、出願が受理されなかった場合は、所定の手続で返還を求められます(津田塾大学, 2026a, 6頁)。

合格発表。合否は郵送(速達)で通知され、合格者には入学手続書類が同封されます。発表日に届くよう発送されますが、翌日になる場合もあり、合否の問い合わせには応じません(津田塾大学, 2026a, 9頁)。公募制では、学校長と本人の両方に通知されます(津田塾大学, 2026g, 10頁)。

入学手続。締切日(消印有効)までに入学申込金(入学金相当額)と学費その他の納入金を振り込み、書類を郵送します。締切日後の手続は認められません(津田塾大学, 2026a, 9頁)。情報科学科と総合政策学部の総合型選抜は、2027年3月31日(水)(郵送必着)までに入学辞退を申し出れば、入学申込金以外の学費とその他の納入金が返されると書かれています(津田塾大学, 2026e, 9頁)(津田塾大学, 2026f, 7頁)。

要項に載っている2027年度の学費は「予定」で、10月初旬に決まるとされています。入学金はどの学科も200,000円です(津田塾大学, 2026a, 10頁)(津田塾大学, 2026f, 7頁)。

出願の方法・検定料・合格発表と入学手続
学科入学手続時に納める額10月中に納める額初年度合計
英語英文学科・国際関係学科750,000円550,000円1,300,000円
多文化・国際協力学科794,000円594,000円1,388,000円
数学科850,000円650,000円1,500,000円
情報科学科855,500円655,500円1,511,000円
総合政策学科794,000円594,000円1,388,000円

このほかに学生教育研究災害傷害保険(4年間で4,010円)と同窓会費積立金(50,000円)を初年度に納めます(津田塾大学, 2026a, 10〜11頁)。総合政策学科は、指定の仕様を満たすApple社のノートパソコンを全員が用意することになっています(津田塾大学, 2026f, 8頁)。合格者・入学手続者には入学前課題などが用意されています(津田塾大学, 2026a, 10頁)。

文部科学省の「面接必須」との関係

文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項は、総合型選抜と学校推薦型選抜で、面接(ディベート、集団討論、プレゼンテーション、口頭試問等を含む)による評価を必ず行うとしました(文部科学省, 2026, 2〜3頁)。津田塾大学の総合型選抜6方式は、第2次選考に面接、ディスカッション、プレゼンテーションと質疑応答のいずれかを含み、公募制4学科はすべて面接を行います。制度の背景は総合型選抜とはにまとめました。学校推薦型選抜で面接が必須になった条の新旧は、2027年度入試で実施要項の何が変わったかで解説しています。

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出典

よくある質問

津田塾大学の総合型選抜に英検などのスコアは必要ですか。

6方式とも、英語の能力を証明する書類(TOEFL iBT、TOEIC L&RとS&W、IELTS、GTEC、TEAP(4技能)、英検のいずれか)を1つ以上出すことになっています。そのうえで最低点が出願資格になっているのは英語英文学科の探究型だけで、英検はCSE2.0スコア1950以上(2級以上を受験)、TOEFL iBTは42以上(2026年1月21日以降の受験は3以上)などです。ほかの5方式の要項には最低点の記載がありません(津田塾大学, 2026a, 5頁)(津田塾大学, 2026b, 4頁)(津田塾大学, 2026f, 4頁)。

浪人生(既卒生)でも出願できますか。

方式によって違います。国際関係学科の総合型選抜は、2025年3月以降に卒業した人(学校教育法施行規則第150条による同等以上の者を含む)と、2027年3月卒業見込みの人に限られます。ほかの総合型選抜5方式の要項は、高校を「卒業した者」と卒業見込みの者を対象とし、卒業年の制限を書いていません。学校推薦型選抜(公募制)は、現役生・既卒生を問わず出願できると大学のページに書かれています(津田塾大学, 2026c, 4頁)(津田塾大学, 2026a, 4頁)(津田塾大学, 2026l)。

他の大学と併願できますか。

情報科学科と総合政策学部の総合型選抜は「他大学との併願も可能」とされています。ただし津田塾大学の他の総合型選抜とは併願できません。英語英文学科(2方式)・国際関係学科・多文化・国際協力学科の総合型選抜と、公募制4学科は、その学科を第一志望とし、合格したら入学を確約できることが出願資格です(津田塾大学, 2026e, 3頁)(津田塾大学, 2026f, 3頁)(津田塾大学, 2026a, 4頁)。

評定平均の基準はありますか。

総合型選抜6方式と公募制4学科のどの要項にも、評定平均の数字の基準は書かれていません。数学科と情報科学科の公募制は「成績が優秀であり」と書き、調査書は「学習成績の状況を記入したもの」を出します。総合型選抜では調査書を出しますが、数字の条件はありません(津田塾大学, 2026i, 3〜4頁)(津田塾大学, 2026j, 3〜4頁)。

数学科の公募推薦の「数学2題」は、どう解けばよいのですか。

出願の前に問題を請求すると「数学」2題が送られてきます。解答には本で調べたり人と相談したりしても構わないとされ、出願のときに解答を出します。面接では、提出した解答や数学の基礎的事項について問われます。問題請求は2026年10月19日〜11月9日(消印有効)、郵便かFaxです(津田塾大学, 2026i, 2〜3頁・5頁)。

総合型選抜の対策(志望理由書・活動報告書・小論文・面接)は、武蔵野個別指導塾 武蔵境本校で副塾長の宮川涼が直接受け持っています。

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