総合型選抜の資料室運営: 武蔵野個別指導塾 武蔵境本校

東京学芸大学の総合型選抜・学校推薦型選抜(2027年度入試)

最終更新:2026-10-09

東京学芸大学は教育学部だけの大学で、年内に受けられる入試は総合型選抜と学校推薦型選抜の2つです。どちらも共通テストを課しません。総合型選抜には評定平均の基準も卒業年の制限もありませんが、2026年10月7日に出願を締め切りました。学校推薦型選抜はコースごとに評定3.8・4.0・4.3以上の条件があり、出願登録は10月25日に始まります。2つの方式は同時に出願できません。

資料の年度:2027年度(令和9年度)入試/確認日:2026-10-09

武蔵小金井駅か国分寺駅からバス。年内入試は総合型と推薦の2つです

東京学芸大学は、東京都小金井市貫井北町4-1-1の小金井キャンパスにある、教育学部だけの国立大学です。総合型選抜と学校推薦型選抜の試験場は、どちらもこの小金井キャンパスだけで、附属学校のキャンパスや学外の試験場は設けていません(東京学芸大学, 2026a, 3頁)(東京学芸大学, 2026b, 3頁)。

このページは、大学が公表した「令和9年度 学生募集要項 総合型選抜」(令和8年8月。以下「総合型要項」)と「令和9年度 学生募集要項 学校推薦型選抜」(以下「推薦要項」)から、2つの方式を整理したものです。頁は2つの冊子とも紙面に印刷された番号で、PDFの頁番号はどちらもそれより2つ大きくなります。

教育学部は5つの専攻に分かれ、要項では「類」とも呼びます。学校教育教員養成課程の初等教育専攻がA類、中等教育専攻がB類、特別支援教育専攻がC類、養護教育専攻がD類で、教育支援課程の教育支援専攻がE類です(東京学芸大学, 2026a, 2頁)。どちらの方式も、募集はこの類の中のコース・プログラムごとに行います。

2つの方式に共通する点は3つあります。1つめは、どちらも大学入学共通テストを免除することです(東京学芸大学, 2026a, 10頁)(東京学芸大学, 2026b, 10頁)。2つめは、どちらも合格したら入学することの確約を出願の条件にしていることです(東京学芸大学, 2026a, 9頁)(東京学芸大学, 2026b, 9頁)。3つめは、試験科目の得点のうち1つでも大学の定めた基準点に届かなければ、総合点にかかわらず不合格になることです。基準点は令和9年5月頃に公表される予定とされています(東京学芸大学, 2026a, 10頁)(東京学芸大学, 2026b, 10頁)。

武蔵境からの通い方——大学のアクセスページの文言

大学の「アクセス/キャンパスマップ」のページは、最寄り駅からの行き方を次のように書いています(東京学芸大学, 2026c)。

JR武蔵小金井駅(北口)から

JR国分寺駅(北口)から

このほか、西武新宿線の小平駅南口から銀河鉄道バスで約15分の行き方も載っています。武蔵小金井駅と国分寺駅は、どちらも武蔵境駅と同じJR中央線の駅です。

試験の日については、要項に注意が3つあります。試験当日は正門から入構すること(東京学芸大学, 2026a, 31頁)。試験場内の安全確保のため自動車・自転車などでの入構はできず、受験者本人以外(保護者・付添人など)も入構できないこと。試験の日は食堂などが営業しないので、軽食を持参してよいこと(東京学芸大学, 2026a, 23頁)(東京学芸大学, 2026b, 22頁)。試験室と面接・実技の集合場所は、11月18日(水)午前10時頃から学部入試情報サイトと入試掲示板で公表されます(東京学芸大学, 2026a, 23頁)(東京学芸大学, 2026b, 22頁)。

2つの方式を一覧にする

日程は2つの要項の「入試等にかかる日程」(東京学芸大学, 2026a, 3頁)(東京学芸大学, 2026b, 3頁)から写しました。検定料はどちらも17,000円で、支払い方法に応じた払込手数料が別にかかります(東京学芸大学, 2026a, 19頁)(東京学芸大学, 2026b, 18頁)。

2つの方式を一覧にする
総合型選抜学校推薦型選抜
募集人員52人(11コース・プログラム)134人(22コース・プログラム)
共通テスト免除免除
評定の基準なしコースごとに3.8・4.0・4.3以上
卒業年制限の記載なし(大学入学資格があること)2021年4月〜2027年3月の卒業(見込み)
学校長の推薦不要必要(1校あたりコースごとに1名か2名以内)
選考第一次 書類100点、第二次 小論文・適性検査・面接300点小論文・面接・実技・書類で300点
受験上の配慮の相談締切2026年9月1日(火)2026年10月1日(木)
出願登録(ネット登録・検定料)9月24日(木)9時〜10月7日(水)9時10月25日(日)9時〜11月4日(水)9時
書類の郵送10月1日(木)〜7日(水)必着11月1日(日)〜4日(水)必着
二段階選抜の発表11月10日(火)10時頃なし
受験票の配信11月11日(水)まで11月11日(水)まで
試験日11月19日(木)・20日(金)11月19日(木)・20日(金)
合格発表12月3日(木)10時12月3日(木)10時
入学手続郵送12月11日(金)必着、持参12月14日(月)9時〜12時同左

2026年10月9日にこのページを確かめた時点で、総合型選抜の出願期間は終わっています。郵送の書類は、期間後に着いても10月5日以前の発信局消印がある書留速達郵便なら受理するとされていました(東京学芸大学, 2026a, 18頁)。学校推薦型選抜は、出願登録が10月25日に始まる前で、受験上の配慮の相談締切(10月1日)は過ぎています(東京学芸大学, 2026b, 3頁)。大学の個別試験での配慮の決まりの全体は、大学入試の合理的配慮で解説しています。

大学の募集人員のページによると、教育学部の入学定員は1,010人で、一般選抜の前期日程が725人、後期日程が99人、学校推薦型選抜が134人、総合型選抜が52人です(東京学芸大学, 2026d)。

総合型選抜——52人、評定の条件なし

募集するコース。総合型選抜は11のコース・プログラムで行います(東京学芸大学, 2026a, 8頁)。

総合型選抜——52人、評定の条件なし
類コース・プログラム募集人員
A類(初等教育専攻)音楽コース8人
A類(初等教育専攻)美術コース3人
A類(初等教育専攻)現代教育実践コース(環境教育プログラム)3人
A類(初等教育専攻)ものづくり技術コース1人
B類(中等教育専攻)音楽コース5人
B類(中等教育専攻)美術コース3人
B類(中等教育専攻)保健体育コース4人
B類(中等教育専攻)家庭コース2人
B類(中等教育専攻)技術コース1人
B類(中等教育専攻)情報コース5人
E類(教育支援専攻)生涯スポーツコース17人
合計52人

合格者(入学手続者)が募集人員に満たなかった場合は、一般選抜の合格者で補充します(同, 8頁)。国語・社会・数学・理科・英語といった教科のコースや、C類・D類には総合型選抜がありません。

出願資格。大学入学資格がある人(令和9年3月31日までに得る見込みの人を含む)で、次の2つの要件の両方に当てはまる人です(東京学芸大学, 2026a, 9頁)。

  1. 卒業後に学校教員(教育支援課程の場合は教育支援職)になるという強い意欲を有している者
  2. 合格した場合は、本学に入学することを確約できる者

大学入学資格には、高校・中等教育学校の卒業、特別支援学校高等部や高等専門学校第3学年の修了、高等学校卒業程度認定試験の合格などが含まれます(同, 9頁)。卒業した年の区切り、評定平均の数字、英語の検定の条件、学校長の推薦は、出願資格に書かれていません。大学入学資格の全体(17の資格)は、大学の出願資格で解説しています。

選抜の流れ。共通テストを免除し、第一次選考では出願書類を、第二次選考では東京学芸大学入学試験(小論文・適性検査・面接など)の成績と第一次選考の結果を総合して判定します。出願書類では「思考力・判断力・表現力等」「主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度」「教師又は教育支援人材への意欲・適性」を評価するとされています(東京学芸大学, 2026a, 10頁)。

志願者数が第二次選考で対応できる人数を上回った場合は、第一次選考で不合格者を出す二段階選抜を行います。その有無と第一次選考合格者の受付番号は、2026年11月10日(火)10時頃に学部入試情報サイトに載ります。第一次選考で不合格になった人には検定料のうち13,000円が返還され、返還請求の期日は12月7日(月)です(同, 10頁)。二段階選抜を行うかどうかにかかわらず、合否は第一次選考と第二次選考の合計点で決まります(同, 10頁・17頁)。

第一次選考の書類と配点。3つの書類はすべて大学の所定様式で、志願者本人が作ります(東京学芸大学, 2026a, 20頁)。

総合型選抜——52人、評定の条件なし
書類配点
入学希望理由書40
活動報告書40
学修計画書20

配点は全コース共通です(同, 17頁)。アドミッション・ポリシーの表は、入学希望理由書・活動報告書・学修計画書を第一次選考、小論文・適性検査・面接を第二次選考に置き、選考の全体で「学校の内外を問わず取り組んできた様々な活動により培った資質・能力」も評価するとしています。出願時の調査書は、面接の参考資料として面接に含めて評価します(同, 6頁)。

総合型選抜のコース別の試験と配点

第二次選考の試験は2026年11月19日(木)と20日(金)で、すべて必須です(東京学芸大学, 2026a, 11頁)。配点は「配点一覧表」から写しました(同, 17頁)。

第二次選考の試験は2026年11月19日(木)と20日(金)で、すべて必須です(東京学芸大学, 2026a, 11頁)
コース・プログラム試験日小論文適性検査面接
A類音楽11月19日120(60分)100(音楽実技)80
A類美術11月19日100(90分)100(実技)100
A類現代教育実践(環境教育)11月19日100(90分)なし200
A類ものづくり技術11月19日なし150(プレゼンテーション)150
B類音楽11月19日100(60分)120(音楽実技)80
B類美術11月19日100(90分)100(実技)100
B類保健体育19日小論文・20日面接100(90分)なし200
B類家庭11月19日100(90分)なし200
B類技術11月19日なし150(プレゼンテーション)150
B類情報11月19日100(90分)なし200
E類生涯スポーツ19日小論文・20日面接100(90分)なし200

第二次選考の配点は、どのコースも合計300点です。第一次選考の100点と合わせると400点になります。小論文の時間は、試験時刻の表の開始と終了の時刻から書きました(同, 11頁)。

コースごとの中身で、要項に具体的に書かれているものを挙げます。

学校推薦型選抜——134人、コースごとの評定と推薦人数

基礎資格。次のいずれかに、令和3年(2021年)4月から令和9年(2027年)3月までに当てはまる人・当てはまる見込みの人です。高校・中等教育学校の卒業、特別支援学校高等部の修了、文部科学大臣が認定した在外教育施設の課程の修了、そしてB類技術コースの志願者に限り高等専門学校第3学年の修了です(東京学芸大学, 2026b, 9頁)。

推薦要件。コースごとの推薦要件をすべて満たし、合格したら入学を確約できる人で、学校長が責任を持って推薦できる人です。学校教育教員養成課程(A〜D類)では、将来教員となる強い意欲を有することが推薦要件に入っています(同, 8〜10頁)。

募集人員と推薦できる人数(同, 8頁)、評定の基準とそのほかの要件(同, 9〜10頁)をまとめます。評定は「調査書の全体の学習成績の状況」です。全体の学習成績の状況の計算の決まりは、評定平均と学習成績概評の決まりで解説しています。

募集人員と推薦できる人数(同, 8頁)、評定の基準とそのほかの要件(同, 9〜10頁)をまとめます
コース・プログラム募集人員1校の推薦人数評定そのほかの要件
A類国語20人1名4.0以上
A類理科15人1名4.0以上物理・化学・生物・地学のうち2つ以上を履修し成績が特に優れる
A類美術7人2名以内3.8以上美術か工芸を履修し成績が特に優れる
A類保健体育10人2名以内4.0以上体育・スポーツ活動で優れた実績や能力、継続の強い意志
A類家庭3人2名以内4.0以上家庭科の成績が特に優れる
A類英語7人1名4.3以上
A類現代教育実践(学校心理)5人2名以内4.0以上
A類現代教育実践(国際教育)3人1名4.0以上国際交流活動に参加した経験か、参加を計画していた
A類ものづくり技術2人1名3.8以上
A類幼児教育4人2名以内4.3以上
B類国語5人1名4.0以上
B類理科5人1名4.0以上物理・化学・生物・地学のうち2つ以上を履修し成績が特に優れる
B類美術5人2名以内芸術と他の1教科が4.0以上美術か工芸を履修し成績が特に優れる
B類保健体育4人2名以内4.0以上指定の競技・種目で公式戦に選手として出場など
B類技術2人1名3.8以上中学校(技術科)か高校(工業科)の教員志望
B類英語7人1名4.3以上
B類書道4人1名4.0以上
C類(特別支援教育)8人2名以内4.0以上
D類養護教育4人2名以内3.8以上将来養護教諭となる強い意欲
E類カウンセリング7人2名以内4.0以上
E類ソーシャルワーク2人1名4.0以上社会福祉の理論と実践に強い関心
E類表現教育5人2名以内4.0以上
合計134人(最大33名)

1校から推薦できる人数はコースごとに数え、1校からは最大33人まで推薦できることになります(同, 8頁)。合格者(入学手続者)が募集人員に満たなかった場合は、一般選抜の合格者で補充します(同, 8頁)。英語の検定の級やスコアを条件にしているコースはありません(同, 9〜10頁)。

国際教育プログラムの「参加を計画していた者」は、新型コロナウイルス感染症の流行で国際交流活動が中止になったなどの理由で参加の実績がない人を指します(同, 10頁)。このプログラムの志願者は全員、大学所定の「国際交流活動参加調査書」に、参加した活動を2件まで書き、活動内容と参加を証明する資料を添えて、学校長の押印と厳封をして出します。1件だけの記入でも選考で不利にはならないとされています(東京学芸大学, 2026b, 19頁)(東京学芸大学, 2026f)。

選抜方法。共通テストを免除し、東京学芸大学入学試験の成績と出願書類を総合して判定します。出願書類では主に「主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度」と「教師又は教育支援人材への意欲・適性」を評価するとされています(東京学芸大学, 2026b, 10頁)。アドミッション・ポリシーの注では、出願書類一式を面接の参考資料とし、面接に含めて評価します。A類保健体育コースだけは、専用の様式による点数化も行います(同, 6頁・15頁)。

学校推薦型選抜のコース別の試験と配点

試験は2026年11月19日(木)と20日(金)で、小論文はおおむね9時30分〜11時の90分、面接は13時からです(東京学芸大学, 2026b, 11頁)。配点は「配点一覧表」から写しました(同, 16頁)。どのコースも合計300点です。

試験は2026年11月19日(木)と20日(金)で、小論文はおおむね9時30分〜11時の90分、面接は13時からです(東京学芸大学, 2026b, 11頁)
コース・プログラム小論文実技面接書類試験の注記
A類国語120なし180なし面接は口頭試問を含む
A類理科150なし150なし面接は口頭試問を含む
A類美術100100100なし図工・美術実技(鉛筆による静物デッサン2時間)
A類保健体育100501005019日に体育実技と小論文、20日に面接
A類家庭200なし100なし
A類英語200なし100なし小論文と面接は英語によるものを含む
A類現代教育実践(学校心理)100なし200なし
A類現代教育実践(国際教育)100なし200なし
A類ものづくり技術150なし150なし作品などの持ち込み不可、面接は口頭試問を含む
A類幼児教育100なし200なし面接はディスカッションを含む
B類国語120なし180なし面接は口頭試問を含む
B類理科150なし150なし面接は口頭試問を含む
B類美術100100100なし美術実技(石膏デッサン2時間)
B類保健体育100100100なし19日に体育実技と小論文、20日に面接
B類技術150なし150なし作品などの持ち込み不可、面接は口頭試問を含む
B類英語200なし100なし小論文と面接は英語によるものを含む
B類書道100100100なし書道実技・書道理論(13時〜14時30分)
C類150なし150なし
D類養護教育150なし150なし
E類カウンセリング100なし200なし
E類ソーシャルワーク200なし100なし
E類表現教育100なし200なし

試験の注記は「出題教科・科目等」の表(同, 11頁)と「実技試験等の内容」(同, 14〜15頁)から書きました。

体育実技。A類保健体育コースは基礎運動技能テストで、出願書類の専門競技とは別の競技を、個人競技(陸上競技の50mハードル、器械運動のマット運動)から1つ、チーム競技(バスケットボール、サッカー、バレーボール、ソフトボール)から1つ選びます(東京学芸大学, 2026b, 14頁)。B類保健体育コースは、陸上競技、競泳(100m個人メドレー)、バレーボール(男子)、サッカー(男子)、ソフトボール(女子)、剣道、柔道、ラグビー、体操競技から1つを選びます(同, 14頁)。

書道実技・書道理論。漢字の書と仮名の書の臨書(半紙)、短歌・俳句などを題材にした漢字仮名交じりの書の創作(小画仙紙全紙の3分の1)、日本・中国書道史や書道理論が出題されます(同, 15頁)。

小論文の中身。要項は各コースの小論文の概要を書いています(同, 12〜13頁)。たとえば国語コースは国語教育や日本語教育に関する課題とアドミッション・ポリシーを踏まえた課題、C類は教育や障がいに関する課題、D類は社会における健康課題に関する課題、E類カウンセリングコースは学校内外の諸問題について論述させるとしています。

併願のきまり——2つの方式は同時に出せない

併願のきまりは、2つの要項の複数の箇所に分かれています。

総合型選抜の出願要件そのものに「専願」という語はありませんが、「合格した場合は、本学に入学することを確約できる者」が要件の1つです(東京学芸大学, 2026a, 9頁)。私立大学の総合型選抜や推薦との関係について、2つの要項に書かれた規定は見当たりませんでした。「入学の確約」の決まりの全体は、専願・併願・入学確約の決まりで解説しています。

出願の手続と書類

出願は、インターネット出願サイトでの「出願登録(出願内容の登録と検定料の支払い)」と、「出願書類の郵送提出」の2段階で、両方を期間内に終えないと出願したことになりません。郵送は書留速達郵便に限り、持参はできません(東京学芸大学, 2026a, 3頁・18頁)(東京学芸大学, 2026b, 3頁・17頁)。学校推薦型選抜では、書類が期間後に着いても11月2日以前の発信局消印がある書留速達郵便なら受理するとされています(東京学芸大学, 2026b, 17頁)。

総合型選抜の書類(東京学芸大学, 2026a, 20〜21頁)。出願書類郵送用ラベル、出願書類等提出明細票、入学志願票、調査書など、入学希望理由書、活動報告書、学修計画書です。音楽コースで該当する人は自由曲の伴奏譜(2部)や自作品の楽譜、B類保健体育とE類生涯スポーツの志願者は競技成績等証明書・競技成績等資料(表紙)・証明できる資料を加えます。既卒者は卒業後に発行された調査書を出します(同, 21頁)。大学の総合型選抜のページには、活動報告書の別紙(任意)の様式も載っています(東京学芸大学, 2026e)。

学校推薦型選抜の書類(東京学芸大学, 2026b, 19〜20頁)。出願書類郵送用ラベル、出願書類等提出明細票、入学志願票、学校長あての結果通知に使う長形3号封筒、調査書、推薦書(学校長が作成し学校長印を押印)、志願理由及び活動報告書(志願者本人が作成)です。国際教育プログラムは国際交流活動参加調査書、A類・B類保健体育コースは競技成績等証明書などを加えます。1つの学校から複数の志願者を推薦する場合は、学校が一括して郵送できます(同, 21頁)。

出願後は、どのような理由があっても出願内容の変更と出願の取り下げは認められません。住所と電話番号に限り、11月18日(水)17時までに入試課へ連絡すれば変更できます(東京学芸大学, 2026a, 22頁)。受験票は11月11日(水)までに出願サイトで配信され、A4の白い紙に印刷して持参します。スマートフォンなどに表示して使うことは認められません(東京学芸大学, 2026a, 22頁)(東京学芸大学, 2026b, 21頁)。

合格発表と入学手続

合格発表は、どちらの方式も2026年12月3日(木)午前10時に学部入試情報サイトに載り、発表日を含む5日間、合格者の受験番号一覧が掲載されます。合格者には発表当日に合格通知書が発送されます。電話やメールでの合否の問い合わせには応じません(東京学芸大学, 2026a, 25頁)(東京学芸大学, 2026b, 24頁)。

入学手続は、郵送なら12月11日(金)必着(12月10日以前の発信局消印がある書留速達郵便は期日後でも受理)、郵送できない場合に限り12月14日(月)の9時〜12時に大学へ持参できます。諸経費は入学料282,000円、授業料は春学期分267,900円(年額535,800円)です(東京学芸大学, 2026a, 25頁)(東京学芸大学, 2026b, 24頁)。春学期分の授業料を手続期日までに納めない場合は、2027年4月1日〜30日に納めます(東京学芸大学, 2026a, 26頁)(東京学芸大学, 2026b, 25頁)。

特別の事情で入学を辞退する場合は、2027年2月17日(水)までに辞退届を出して許可を得る必要があります。総合型選抜は指定様式の「入学辞退届」、学校推薦型選抜は推薦した学校長との連名の「推薦入学辞退届」です。学校推薦型選抜で許可を得ずに辞退した場合、その学校は以後、推薦校としての資格を失うことがあると書かれています(東京学芸大学, 2026a, 26頁)(東京学芸大学, 2026b, 25頁)。

生成AIを使わないよう求めている

2つの要項は「出願書類作成における生成AIの利用について」という項を置き、総合型選抜の「入学希望理由書」や、総合型選抜を除く全選抜の「志願理由及び活動報告書」などの出願書類を作るときに、「ChatGPT」などの生成AIを利用しないよう求めています。理由として、志願者それぞれの思いや考え方にもとづいた文章を書いてほしいこと、自分の言葉で考えを表現することが大切であることを挙げています(東京学芸大学, 2026a, 4頁)(東京学芸大学, 2026b, 4頁)。総合型選抜のB類情報コースでも、試験中のスライド作成で生成AIの使用を禁じています(東京学芸大学, 2026a, 16頁)。

文部科学省の「面接必須」との関係

文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項は、総合型選抜と学校推薦型選抜のどちらについても、志望する学問分野への意欲や適性等にかかわる面接(ディベート、集団討論、プレゼンテーション、口頭試問等を含む)による評価を必ず行うとしています(文部科学省, 2026, 2〜3頁)。総合型選抜では、志願者本人が記載する活動報告書、大学入学希望理由書、学修計画書などを必ず評価に使うこととしています(同, 2頁)。東京学芸大学の総合型選抜は、この3種類の書類をそのまま第一次選考の書類にし、全コースで面接を行います。学校推薦型選抜も全コースで面接を行います。制度の背景は総合型選抜とはにまとめました。総合型選抜で面接と本人の書く資料を必須にした条の新旧は、2027年度入試で実施要項の何が変わったかで解説しています。

アドミッション・ポリシーの場所

教育学部のアドミッション・ポリシーは、2つの要項の5〜7頁にあります(東京学芸大学, 2026a, 5〜7頁)(東京学芸大学, 2026b, 5〜7頁)。大学は「有為の教育者」を志す人を求め、入学者には特に教師や教育支援人材への志望意欲を有していることを求めるとしています(東京学芸大学, 2026a, 5頁)。総合型選抜については、学校の内外を問わず取り組んできたさまざまな活動で培った資質・能力と、教育者になる強い意欲を評価するとしています(同, 5頁)。専攻ごとの方針では、たとえばD類(養護教育)が、大学入学までに特に「生物」と「保健」をしっかり学修して入学することを期待すると書いています(同, 7頁)。

このページの限界

出典

よくある質問

東京学芸大学の総合型選抜に評定平均の基準はありますか。

ありません。出願資格は、大学入学資格(見込みを含む)があり、卒業後に学校教員(教育支援課程は教育支援職)になる強い意欲を持ち、合格したら入学することを確約できる人です。評定平均の数字や英語の検定の条件は書かれていません。調査書は面接の参考資料として扱われます(東京学芸大学, 2026a, 6頁・9頁)。

総合型選抜と学校推薦型選抜を両方受けられますか。

できません。2つの要項はどちらも「本学では「学校推薦型選抜」と「総合型選抜」の同時出願(併願)はできません」と書いています。どちらかで不合格になった場合は、共通テストを受けて一般選抜(前期日程・後期日程)に出願し直すことができます(東京学芸大学, 2026a, 8頁・26頁)(東京学芸大学, 2026b, 8頁・25頁)。

浪人生でも学校推薦型選抜に出願できますか。

出願できます。基礎資格は、令和3年(2021年)4月から令和9年(2027年)3月までに高校などを卒業した人・卒業見込みの人です。ただし出身学校長の推薦が要り、1校から推薦できる人数はコースごとに1名か2名以内と決まっています(東京学芸大学, 2026b, 8〜10頁)。

学校推薦型選抜の評定の基準はコースでどう違いますか。

調査書の全体の学習成績の状況で、A類英語・A類幼児教育・B類英語が4.3以上、A類美術・A類ものづくり技術・B類技術・D類養護教育が3.8以上、B類美術は「芸術及び他のいずれか1教科」が4.0以上、ほかのコースは4.0以上です(東京学芸大学, 2026b, 9〜10頁)。

第一次選考で落ちることはありますか。

総合型選抜で志願者数が第二次選考で対応できる人数を上回った場合は、出願書類による二段階選抜を行い、第一次選考で不合格になることがあります。実施の有無と結果は2026年11月10日10時頃に学部入試情報サイトで発表され、第一次選考で不合格になった人には検定料のうち13,000円が返還されます(東京学芸大学, 2026a, 10頁)。

総合型選抜の対策(志望理由書・活動報告書・小論文・面接)は、武蔵野個別指導塾 武蔵境本校で副塾長の宮川涼が直接受け持っています。

公式の総合型選抜ページへ